
回復支援というまなざし
犯罪や非行からの回復は、対象者自身の人間としての尊厳とその主体性の回復から始まるーー。 薬物事犯者に日々向きあう保護観察官が、刑事司法の枠組の限界という葛藤を抱えながらも、対象者を処遇の客体ではなく回復する主体と捉える〈回復志向性〉という概念によって、保護観察だからこそできる支援を追求する姿を描く。 はじめに 序章 本書の目的と構成 第1節 本書の目的 第2節 本書の構成 ■第1部 薬物事犯者をとりまく環境ー文献研究 第1章 薬物関連問題の動向 第1節 日本における薬物犯罪対策の動向 第2節 日本における薬物乱用防止対策 第3節 更生保護における薬物事犯者処遇 補節 海外における薬物犯罪の動向と対策 第2章 薬物依存からの回復とは 第1節 精神疾患からの回復と薬物依存からの回復 第2節 リカバリー(回復)志向性(Recovery-oriented)の定義と要素 第3節 薬物関連問題当事者の処遇 第4節 問題点と本書の意義 ■第2部 保護観察官の葛藤と〈回復志向性〉-実証的研究 第3章 薬物事犯者との関わりにおける自己変容プロセス(研究1) 第1節 目的 第2節 対象と方法 第3節 結果 第4節 考察 第5節 小括 補節 家族との関わりの変容 第4章 薬物事犯者の回復を促進する関わりとは(研究2-1) 第1節 目的 第2節 対象と方法 第3節 結果 第4節 考察 第5節 小括 第5章 薬物事犯者への〈回復志向性〉の尺度(研究2-2) 第1節 目的 第2節 対象と方法 第3節 結果 第4節 考察 第5節 小括 第6章 保護観察官の〈回復志向性〉に影響する要因(研究2-3) 第1節 目的 第2節 対象と方法 第3節 結果 第4節 考察 第5節 小括 結章 葛藤を抱えながら回復を支援するー総合考察 第1節 本書によって得られた知見 第2節 本書の意義 第3節 実践への示唆と提言 第4節 本書の限界と課題 第5節 結語 おわりに 引用文献 付録 索引 謝辞
- 出版社
- 春風社
- 発売日
- 2026-02-27
- ページ数
- 298ページ
- ISBN
- 9784868161196
