
開発空間の暴力 いじめ自殺を生む風景
◆戦慄の社会分析◆ いじめグループから執拗に現金を脅し取られて自殺した愛知県の少年の報道から、著者はいじめ自殺の背後に共通する風景を発見します。金銭をめぐるいじめ自殺29件は関東、東海、九州に集中し、かつて特攻隊基地などがあった旧軍用地に工場誘致や住宅建設のプロジェクトが入ったものの、それらが挫折して寂れてしまった開発の周辺部でした。都市の賑わいも豊かな自然もない、殺風景な環境で育ったこどもたちが、なぜ消費の欲望にとりつかれ、凄惨ないじめを起こすのか。「かわいい」ものがあふれる消費社会が消去する死の痕跡とは。日本中を席捲した大型開発の陰の結末を追って、戦慄の社会分析を展開します。著者は関西学院大学社会学部教授。
- 出版社
- 新曜社
- 発売日
- 2012-03-20
- ページ数
- 256ページ
- ISBN
- 9784788512696
