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カンディンスキーと日本の前衛 : 版画・抽象・音楽

カンディンスキーと日本の前衛 : 版画・抽象・音楽

山野英嗣

抽象の誕生から日本の前衛へカンディンスキーが響かせた芸術の核心を問う─ 本書は、カンディンスキーによる「抽象」絵画の創出という、近代美術史上の画期的出来事への道程に、木版画の実践を位置づけた。さらにこの芸術家が掲げる「諸芸術の総合」という理念の展開を、文学から舞台、ロック・ミュージックまで越境して分析する。この試みは、近代日本の前衛的表現におけるカンディンスキーやバウハウスとの連関を掘り起こすものであり、美術館で長く学芸員として活動した著者による、近代美術という〈響き〉の広がりの成果である。 第1部 カンディンスキーの「抽象」から「諸芸術の総合」へ 第一章 「青騎士」像ー年刊誌『青騎士』の表紙絵について 第二章 カンディンスキーの木版画作品(一九〇二年ー一九一〇年)-「抽象」への道 第三章 カンディンスキーの詩画集『響き』(一九一三年)についてー「抽象」の誕生 第四章 「諸芸術の総合化」に向けてー二〇世紀初頭の一動向 第五章 ふたたびカンディンスキーをめぐって 第2部 日本の「前衛」再考ーカンディンスキーの受容 第一章 青木繁《海の幸》(一九〇四年)再考ーその絵画表現の革新性について 第二章 萬鐡五郎、村山知義、竹久夢二、そして恩地孝四郎たちのカンディンスキー 第三章 日本の「前衛」再考 第四章 「日本画」の前衛ー「シュパンヌンク」の響き

出版社
東信堂
発売日
2025-05-01
ISBN
9784798919430

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