
変わる中国、変わらぬ中国
宮沢賢治と交流のあった中国の詩人黄瀛(こうえい)の研究者が綴る時を越えた旅・・・ 高度経済成長を続ける、変転著しい現代中国。 だが、変わらないものもあるのではないか? 旅を通し、「三国志」を通して追求した生きている中国。 「初めて行った外国が中国だった。1982年夏。中国吉林省の省都である長春に一月ほど短期留学をしたのである。 私はその頃、大学卒業後勤めた教材会社をやめ、フリーの校正者として生計を立てていた。そのかたわら、新島淳良(元早稲田大学教授)の私塾で中国語や魯迅について学んでいたが、新島さんと接するうちに中国に対する興味が強くなっていき、その国を訪れてみたくなったのだ。 そのころの中国はまだ貧しく、私は50年ほど時間がタイムスリップしたような気分に襲われた。だが、出会った中国の人々は皆素朴で、人間味にあふれていた。そのころ交わした対話や出来事が今でもときおり鮮明に頭の中に浮かんでくる。」( 本書「第1章」より)
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2010-10-22
- ページ数
- 234ページ
- ISBN
- 9784779115806
