
気配
アフリカ文学・児童文学独立研究者、仏日翻訳者 村田はるせ、初の詩集! 《きっと薄墨色の 濃淡がことなるやわらかな紙を用意して ゆったりとした波形に切りとったのだろう それを少しずつずらして重ねたのだろう 咲きかけのばらの花びらが ちょうどそうであるように》 (「空の仕業」より) 村田はるせさんの詩は、強い言葉や表現はなく、かといって、それではその言葉の連なりを「柔らかい」とか「優しい」とか、そういうふうに形容するのもためらわれます。 シンプルな言葉遣いの中に、自己を見失わない確かな意志と、まっすぐな視線を感じます。 《自信にみちた声が理路整然と迫ってきて わたしのほうが悪いような気がしても 透明の盾を構えてむかっていく稽古》 (「稽古」より) 詩集『気配』をお読みくださるみなさんの心に、なにがしかの糧が、足跡を残すと願います。
- 出版社
- エディション・エフ
- 発売日
- 2024-05-25
- ページ数
- 96ページ
- ISBN
- 9784909819161
