
経済学を再建する
現在「標準的」とされている経済学は、じつは19世紀初頭までの経済像に立脚している。21世紀の今日、現実は大きく変ったが、主流の経済学は、現実の方を仮の姿と考え、いまだ古い「経済観」にしがみついている。その理論と政策に基づく経済運営の結果のひとつがリーマンショックである。本書は、現在の「標準的」経済学以前の古典派経済学に立ち還り、価格理論(価値論)そのものを問い直すところから経済学を再構成しようとする提案とその討論である。進化経済学・複雑系経済学の日本におけるパイオニアである塩沢由典教授が冒頭の5章で大きな展望を示し、続く7編で基礎理論、学説史、経済発展の各方面にわたる検討・吟味を加えた。
- 出版社
- 中央大学出版部
- 発売日
- 2014-03-13
- ページ数
- 568ページ
- ISBN
- 9784805732335
