
経済的思考の転回
〈市場経済論のオルタナティヴ〉 新自由主義といわれる現代の経済理論の中心は、すべてを商品化して計量する、いわゆる市場理論と言われるものです。この理論の創始者はF.A.ハイエクですが、彼の理論形成の時期は20世紀の発端の第一次と第二次の世界戦争の間でした。 この時期は19世紀後半以降の熱学思想の進展が、ニュートン力学を基礎とする自然認識の根本的な変革を迫った世界認識の大転換の時期で、その影響を真正面から受け留めた経済思想を考えた人が本書の中心テーマのオットー・ノイラートです。彼の資源・エネルギーを含めた人間の生存条件を踏まえた統治の経済思想を、ハイエクの市場理論との比較を通じて明らかにする経済学史上の再発見です。
- 出版社
- 以文社
- 発売日
- 2014-07-25
- ページ数
- 320ページ
- ISBN
- 9784753103201
