
兼好法師
うたの森に、ようこそ。 柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第3回配本、兼好法師です。 兼好の歌はすべて非常に巧緻(こうち)である。----山崎敏夫 兼好法師(けんこうほうし) 俗名は「吉田兼好(かねよし)」。ごぞんじ『徒然草』(つれづれぐさ)に優(すぐ)れた人生批評を残した文人である。京都・吉田神社の出身で、頓阿(とんあ)らと並ぶ二条派四天王の歌人として活躍、半僧半俗の一生を過ごした。二度以上鎌倉を訪れ、関東の事情にも通じていた。「花は盛りに月は隈(くま)なきをのみ見るものかは」といったその達観した人生訓は、江戸時代に入って褒めたたえられた。『太平記』の塩冶判官高貞(えんやほうがんたかさだ)の妻に横恋慕(よこれんぼ)した足利尊氏の執事高師直(こうのもろなお)から頼まれて恋文を代筆したなどという、世故にたけた通人としての逸話(いつわ)もある。
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2011-05-06
- ページ数
- 122ページ
- ISBN
- 9784305706133
