
季刊民族学195 特集 みやげもの:旅するモノがもつ力
鈴木涼太郎, 著田村うらら, 著中村香子, 著齋藤玲子, 著緒方しらべ, 著門馬一平, 著ほか
今日、人びとは観光を目的に世界じゅうを飛び交っている。世界全体の国際観光客数はコロナ禍前と同水準にまで回復し、2025年には訪日外国人旅行者数は過去最高を記録した。 観光旅行につきものなのが「みやげもの」だ。みやげものは、観光客とそれを受け入れる地域社会のあいだに生じる文化の相互交渉を色濃く映し出す鏡ともいえる。 観光客が旅の記念に持ち帰る商品としてのみやげものが誕生し、売り出され、買い求められるという一連の営みの背後には、どのような社会的要請や、その土地らしさをめぐる地域社会と観光客の駆け引きがあるのだろうか。あるいは、そうした営みが地域社会にどのような変容をもたらしてきたのだろうか。さらには、みやげもの自体はどのように変化と移動を繰り広げてきたのだろうか。世界各地の「みやげもの」を通して、異文化接触のダイナミズムを素描したい。
- 出版社
- 千里文化財団
- 発売日
- 2026-02-04
- ページ数
- 104ページ
- ISBN
- 9784915606335
