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帰化植物の自然史 侵略と攪乱の生態学

帰化植物の自然史 侵略と攪乱の生態学

森田竜義, 著福原晴夫, 著田中肇, 著古橋勝久, 著松尾和人, 著工藤洋, 著榎本敬, 著ほか

第一線の研究者12人が従来の帰化植物観を一新する最新の知見を語る。 帰化植物は駆除の対象として論じられることが多いが,考えてみると不思議ではないか。なぜ帰化植物は,私たち人間,とりわけ都市に生活する人々のまわりに,こんなにもはびこっているのだろうか? そもそも帰化植物は,どのような習性をもつがゆえに,帰化植物となりえたのだろうか? 本書はこのような問題意識から企画された。 日本列島への侵入後の帰化植物の歴史はたかだか200年にすぎない。しかし,帰化植物として成功した植物には,成功のカギとなるような性質を原産地において発達させた前史があるに違いない。前史の解明の試みは端緒にすぎないが,注意深い読者は,本書の随所で前史が語られているのに気づくことだろう。 第Ⅰ部では帰化植物の生活史戦略と繁殖様式から,帰化植物の特殊性について総論的に検討する。第Ⅱ部では,帰化種と近縁の在来種を比較することにより,帰化種の特異な性質について考察する。第Ⅲ部では,さまざまなタイプの帰化植物の生態から,帰化植物の生活史戦略の特徴を浮き彫りにする。そして第Ⅳ部では,在来種と雑種を形成したり,新しいタイプに変身することにより移住地の環境に適応していくダイナミックな姿を紹介する。

出版社
北海道大学出版会
発売日
2012-10-24
ページ数
304ページ
ISBN
9784832982048

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