
菊に挑んだ沖縄
沖縄が被ってきた悲劇、そして今に残る課題は、 沖縄の歴史の裏側に不都合な真実として埋められている。 最も大きなタブーは、昭和天皇が沖縄を人身御供として 講和を図り、マッカーサーが占領政策に現人神の権威を 利用したことである。昭和天皇の戦争責任免責のための セレモニーが東京裁判であり、天皇活用の裏付けが 象徴天皇制だったのだ。 この犠牲となった沖縄は27年間、アメリカに支配され、 武力を否定した新憲法は日米安保条約と一対となり、 今でも米軍基地の約七割が沖縄に集中、 その迷惑料として毎年1兆円を超す振興予算、補助金、 各種優遇策料が支払われている。 この構図は本土の傲慢さと沖縄の甘えを醸成し 今に残る沖縄問題の原点とも言えるのだ。 本書は、このタブーに挑んだ沖縄青年の蟷螂の斧の物語である。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2018-12-28
- ページ数
- 284ページ
- ISBN
- 9784779125331
