
近代奇人伝
国家とゲリラ戦を繰り広げた5人の男たちの傑作評伝 本書に登場する5人は、決して教科書に載ることのない人物である。なぜか。それは次のような特徴を持った男たちだったからである。 ●本書に登場する5人は、性表現を媒介として自由を求めた点で共通している。 ●そして、自由を求める彼らの行為は、自ずと反権威・反権力の立場にいやおうなく立たすこととなった。 ●大筋において彼らは個人の力量・手腕のもと、自由を抑圧してくる国家の暴力に対峙した。 ●国家という名の組織暴力に個人が対抗していく場合、ゲリラ戦的様相を帯びてくるのは当然の成行きである。正攻法で勝てるわけがないからだ。 ●本書に登場する人物は「ハミダシ人間」である。「ハミダシ人間」が奇人化するのは、これまた当然の成行きである。 ●国家の側からみれば、「奇人」は「危人」ということになる。せっかくつくりあげた秩序をゆさぶる危険人物だからである。 その5人とはすなわち、 宮武外骨――過激と猥褻の人 伊藤晴雨――非体制の責め絵師 小倉清三郎――性の求道者 高橋鐵――教祖型の性ジャーナリスト 梅原北明――好色型反骨派の猥本屋 である。
- 出版社
- 白馬社
- 発売日
- 2024-03-01
- ページ数
- 250ページ
- ISBN
- 9784907872397
