
近代日本と雪害
雪害運動とは、雪による弊害、すなわち「雪害」の克服を目指す活動である。日本は世界でも有数の豪雪地帯であるが、古くから、人びとは雪を宿命のように考えながら暮らしてきた。しかし、社会の近代化が進み、道路や電線のような施設が整備されるのにつれて、雪が生活に与える影響が拡大していく。雪害運動が、昭和戦前期という時期に展開されたのは、そのような社会の動きを背景としていたためである。本書は、山形県選出の国会議員である松岡俊三を中心に進められた雪害運動の実態と、その歴史的意義について、さまざまな資料から明らかにしたものである。
- 出版社
- 東北大学出版会
- 発売日
- 2013-10-07
- ISBN
- 9784861632303
