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清沢満之の思想

今村仁司

今村氏はデリダやアルチュセールなど西洋の現代思想の研究者であるが、現在刊行中の『清沢満之全集・全九巻』(岩波書店)の編集委員を務めている。明治の浄土真宗仏教者・清沢満之に今村氏は何故注目するのか。それは、『宗教哲学骸骨』などに書かれている清沢の思想(有機組織論、縁起論、無限論、精神主義など)が、ヘーゲルやレヴィナスに通じ、時代を越えて現代のわれわれに強く訴えるからである。今村氏は清沢の思想を、アポリアとパラドックス、無限への通路、自利と利他、学知と智慧、欲望の制限、目覚めの状態として把握してその重要性を深く掘り下げ、暴力に満ちる現代社会にあって人間の救済が清沢満之の教えに求められることを力説する。

出版社
人文書院
発売日
2003-05-26
ページ数
250ページ
ISBN
9784409410745

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