
木幡の時雨/風につれなき
木幡の時雨(こはたのしぐれ) 大槻修 田淵福子[校訂・訳注] 実母にうとまれる中の君は、時雨降る木幡の里で 関白の子・中納言と出逢うが、 母は奸計を案じて、妹・三の君に婿取りさせる。 失意の中の君は式部卿宮と契り、双子の男子を出産、 三の君も中納言の双子の女子を産む。 やがて中納言と結ばれた中の君は、三の君を 東宮(式部卿宮)妃とし、双子同士も結ばれる。 時雨を機縁に、悲恋から幸福への道を辿る女性の物語。 風につれなき(かぜにつれなき)森下純昭[校訂・訳注] 関白左大臣家の姉姫君は、入内し 右大臣家の女御に先んじて男皇子を産み、死去する。 姉から後事を託された妹姫君は、 出家した父の訓戒を守って、 帝や義兄の権中納言からの求愛に応えず 遺児の若宮を養育して、やがて女院となる。 風雅和歌集に四十五首が採録された、 当時の代表的長編と目される本作品現存部分の初の注釈書。
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 1997-06-01
- ページ数
- 228ページ
- ISBN
- 9784305400864
