孤高の徒花たち : はぐれ者の美学
時代や権威あるものにおもねらず、たとえだれの支持を得られぬとも、自らの信念に従い、自らの道を行く…… そのような一匹狼には、凛と咲く、唯一無二の美があった。 しかし、同類で交わるSNSと忖度の時代にあって、その孤高の美学は、失われてつつあるのではないか。 その存在は、結局は世に認められず、むなしく散っていく徒花なのかもしれない。 だがたとえ徒花だろうと、それは花。 散る前に一瞬かもしれないが、報われないがゆえの儚い美を放つ。 そんな、社会や流行に迎合しない精神性を持った存在を渉猟していきたいと思う。 ★特集以外にも、書評、映画評、舞台評、展覧会紹介、エッセイなど満載です! ▼主な内容 ■巻頭ヴィジュアル ◎濱口真央、朱宮垂狐、陽月、渡邊光也、宮本香那、長谷川友美、少年展5、甲秀樹、salon de NOSFERATU、村田兼一、珠かな子 ◎私は孤高で豪華●本橋牛乳 ◎孤独な魂の救い方〜『地上』『サムライ』『終身犯』などの映画にみる孤高の人生●浦野玲子 ◎秋山祐徳太子という生き方〜アートとしての立候補●高槻真樹 ◎難儀なる「物ぐさ太郎」〜手塚縫蔵という教育者●宮野由梨香 ◎自分だけの王国を夢見続けて〜ヘンリー・ダーガーの孤独●相良つつじ ◎「魔業」の画家、高島野十郎●並木誠 ◎孤高の東京人たち〜その「敗北力」をめぐって●日原雄一 ◎孤独な異人、魯智深〜『水滸伝』の中でも個性的なそのキャラを読み解く●榎村寛之 ◎孤高は死して何を残すか●水波流 ◎あなたも狼に変わりますよ〜孤独と憤懣が育てるテロリストたち●阿澄森羅 ◎孤高の生命探求者〜フランケンシュタインと異端の科学者たち●浅尾典彦 ◎孤高の身体改造アーティスト●ケロッピー前田 ◎沈黙の中からよみがえる声〜朴壽南が歩む長い旅路●穂積宇理 ◎一匹狼を蔭で支える“魂の片割れ”●待兼音二郎 ◎スティーブ・ジョブズという“偉人”●町井登志夫 ◎GS(グループサウンズ)は本当に徒花だったのか?●八本正幸 ◎三浦悦子、与偶、はが いちよう(芳賀一洋)、最合のぼる、eat、岸田尚 ◎TH RECOMMENDATION/国際芸術祭「あいち2025」 ほか
- 出版社
- 書苑新社
- 発売日
- 2025-11-01
- ISBN
- 9784883755660
