古文書の中のフィクション : 16世紀フランスの恩赦嘆願の物語
NatalieZemon Davis, 著宮下志朗, 翻訳成瀬駒男, 翻訳デーヴィスN.Z.
近代初期のフランスでは、過失や正当防衛によって殺人を犯した者は、国王にたいして刑罰の軽減を乞うことが認められていた。そのために作成されたのが、自分の身の上や殺人のてんまつをしたためた恩赦嘆願書lettres de r'emissionである。歴史家デーヴィスは、殺人者=被告(貴族や職人や農民)、公証人、書記官、裁判官らの協同作業のうえに成立した、複数のをふくむ嘆願書のなかに、16世紀フランスの人々がどのように物語を語ったか/語らなかったかを聴き取り、そこから、民衆がことを起こす際のモティーフや現実処理上のストステジー、想像力を発堀する。
- 出版社
- 平凡社
- 発売日
- 1990-02-01
- ページ数
- 313ページ
- ISBN
- 9784582841329
