骨酒 : 歌集
思えば私は、こうした友人達に恵まれ、幸せな人生を送ることが出来たのだと思う。 この歌集は、そうした山の友、歌の友との交流を示す一書となることは間違いあるまい。(本書あとがき) 老境を深める歌人はつぎつぎと長年の友人たちを喪っていく。そうした親しい人びとに、そしてなによりも両親に捧げる一著。 朱漆の大盃満たす木曾の酒岩魚の骨酒心行くまで 野麦峠の笹原なかに楤の大樹(たいじゆ)あり惜しみつつ採りきその太き芽を 一人くらゐ原発全廃言うて見よまことの政治家ゐると言ふなら カステル4Bもてあそびつつ歌数首思ひ煩ふときが至福か 茂吉大人(うし)のみ骨と思へばおほけなし吾が手の窪のこの一片(ひとひら)よ・・・「帯」より
- 出版社
- 青磁社
- 発売日
- 2026-04-01
- ISBN
- 9784861986536
