公共図書館のミライ
書店数の減少やデジタル技術の進展に伴い、読書文化の拠点として公共図書館の重要性はますます高まっている。特に新型コロナウイルス感染症の拡大を挟んだここ10年で、公共図書館はどのように変化したのか。 図書館同士や他機関との連携、コミュニティ・エンゲージメント、デジタル技術の活用という3つの柱を立てて、長野県や宮崎県、岡山県などの国内の事例と、ノルウェーやスペイン、台湾などの海外の事例をバランスよく紹介する。 電子図書館サービスの普及や学校図書館との連携、市民の学びや交流を促すイベントの実施、AIに代表されるデジタル技術の活用ーー公共図書館の内外のドラスティックな変化を具体的な事例をひもときながら整理して、公共図書館が人々のウェルビーイングに貢献する可能性を提示する。 【目次】 まえがき 第1章 総論ーー公共図書館のこれからに備える 永田治樹 1 わが国の公共図書館の基礎的な数値(施設・財政・人事) 2 図書館数、運営単位数そして連携 3 コミュニティ・エンゲージメントーー集会とイベント 4 デジタル社会でも輝く図書館 第2章 「オール信州」の連携で読む文化・知る文化を未来につなげる 森いづみ 1 「図書館の強み」と「図書館らしさ」とは 2 市町村と県による協働電子図書館「デジとしょ信州」 3 地域社会の文化を紡ぐ「知の循環」のパートナーとしての連携 第3章 バルセロナとその周辺の図書館ーー成功した取り組み ジョアン・ポルテル・リファ[永田治樹訳] 1 私たちはどこからきたのか 2 私たちの活動内容 3 世界最高の図書館 4 私たちはどこへ向かうのか 第4章 学校図書館と公共図書館の連携ーー学びのエコシステム構築に向けて 庭井史絵 1 法改正とガイドラインによる連携の制度化 2 GIGAスクール構想によって実現した学校内外の情報源へのアクセス 3 探究学習の普及と学校・公共図書館連携の変容 4 多様化する学びと求められる「居場所」機能 5 連携に関する国際的潮流ーーIFLAガイドライン 第5章 ひらかれた図書館のさまざまな学びと交流 井上康志 1 ひらかれた図書館は、どのように生まれたのか 2 まちなかと図書館ーー都城という場所から考える 3 都城市立図書館のトリセツーー運営は実践としてのリベラルアーツ 4 都城市立図書館で起こっていることーーリベラルアーツが生んだ現場の風景 5 居場所ーー公共図書館という選択肢 第6章 ノルウ…
- 出版社
- 青弓社
- 発売日
- 2026-08-25
- ページ数
- 250ページ
- ISBN
- 9784787200952
