
光束
◆第一句集 初明り吾が残燭を滾らしむ 元日の曙の光を浴び、残された人生を精一杯に、心を滾らせながら前向きに生きて行こうとする決意が見える句である。 (序より・能村研三) ◆自選十句 来し方は折れ線グラフ水温む 片陰を江戸の仕草で擦れ違ふ 主役から化粧の崩る夏芝居 うりずんや泥に漬け染む島紬 擦れ違ふ声に覚えや秋の暮 薫風や色抜け切らぬ紺屋の手 八月や記憶の芯にある戦火 スカイツリーの影廻り来る干布団 初明り吾が残燭を滾らしむ 一月の光束ねて隅田川
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2025-08-26
- ページ数
- 210ページ
- ISBN
- 9784781417554
