
暮れてゆくバッハ
言の葉の上を這ひずり回るとも一語さへ蝶に化けぬ今宵は この本は、一見すると、きはめて形而下的な契機によつて成立したやうに見える。しかし、詩歌といふのは、さういふ形而下的な動機を超えて動くものだ。 作者は、それまで長く続けて来たいくつかの仕事を辞めた。そのためもあつて、詩や歌をつくる悦びを覚えるやうになつた。どうやらその流れが、この本の底のところで、ささやかな響きを立ててゐるやうに作者は思つてゐるのだが、錯覚であらうか。 (著者あとがきより) ・ 短歌、詩、随筆を収録した第32歌集(第33作品集)。 ・ 著者直筆の挿画、原稿を一部、カラーで収録。
- 出版社
- 書肆侃侃房
- 発売日
- 2015-08-07
- ページ数
- 176ページ
- ISBN
- 9784863851924
