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共生微生物からみた新しい進化学

共生微生物からみた新しい進化学

長谷川政美

人類は、近代科学技術という鋭利な手法を手にし、「生じた問題は元を断てば解決が可能」という思考方法が染みついてきた。しかし、こうした思考からは、「共生の生態系を営む生命」という観点は二の次にされ、その結果、排除される要素のトータルな役割に目配りできずに来た。しかし、近年の情報処理技術を背景にした各種生物のゲノム解析を始めとする分子生物学的手法は、飛躍的な進展をとげてきた。遺伝子レベルでの宿主と共生微生物との進化学的関連や役割分担の知見が積み重ねられ、〝悪役〟視されてきた微生物の隠された正の役割りやそれらの進化学的背景も解き明かされるようになってきたのである。 本書は、そうした立場でつづられた、きわめてイノベーショナルな著作であり、従って、ポストコロナ時代をどう展望するかという困難な問題に向き合う上でも貴重なヒントを与えてくれよう。

出版社
海鳴社
発売日
2020-06-22
ページ数
248ページ
ISBN
9784875253501

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