
休日
◆第一句集 マスクとりいつもの君や木の芽吹く 家族との愛情を育みながら成した一句一句に胸が温まる。読者にはその人を想像する自由が与えられるのだが、いずれの句もリアリティに富み、作者の真心が作品を包んでいる。(序より・満田春日) ◆自選十二句より 春浅し自転車に積むバイオリン 冬桜打たれ強くて二十歳の子 ここにゐぬひとを思ひて滴りぬ 糸瓜忌の寝床の向きをたしかむる 夕桜古き茶房にねむくなる 父に買ふ小さき鍋や麦の秋 栴檀の花やみづうみまだ見えぬ 白藤を眺むるための日陰かな 檸檬忌の闇にラジオの声親し 梅の実を食うてざりがに去りにけり
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2016-02-05
- ページ数
- 180ページ
- ISBN
- 9784781408415
