
万葉集編纂構想論
全二十巻を貫く志向 万葉集を編み、形作るための志向、 その志向を支える理念や主題を「構想」と定義。 成立のプロセスや、当時の歴史的実態に還元する読みを排し、 現態をあるがままに捉える。 全巻に一貫する、「歌を用いて、天皇を中心とした 律令社会の理想像をあらわす」構想を読み解く最新の編纂研究。 【『万葉集』は巻毎にその性格を異にしていて、巻の編集の構想が比較的見えやすい巻もあれば、そうでない巻も多い。ましてやいくつかの巻を束ねたかたちでその編集の構想を問おうとすると、越えなければならないハードルは一層高くなる。本書ではその困難さを承知のうえで、『万葉集』全体にわたる万葉集編纂構想論の展開に挑んでみようと思う。『万葉集』二十巻全体を視野に入れた論述であるところに、本書の特色と心意気がある。...第一部第二章より】
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2014-03-10
- ページ数
- 428ページ
- ISBN
- 9784305707253
