水柿
◆第七句集 大いなる鳥の飛び立つ青嵐 「香雨」創刊以来六年間の作品を収める第七句集。 最も大切なのは俳句の格調ということだと思っています。 それを今後も作句の指針にしていくつもりです。 (あとがき) ◆自選十二句 開かるること待つ扉大旦 露けしや鍵に公私のあることも たたむとき昔のにほふ日傘かな 凝るといふちからのありて露しづか 木も草も夢を見むとて枯れゆくか 朝の庭けふの落葉のために掃く 家路とは歩きゆく道春の暮 帰省して一冊の本持ち帰り 年送る武器の名いくつ覚えしや 折りたたむやうに一日を終へて秋 ためらふを早瀬が奪ひ流し雛 白象の歩めば軋む夏の闇
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2025-07-22
- ページ数
- 244ページ
- ISBN
- 9784781417578
