
もはや書けなかった男
きみにこのテキストを送る。ぼくにはこのテキストが自分以外の人のためになるのか分からない。きみには? 思考することを生業とする哲学者が、ある日突如として脳に障害を負ったら―― 文字が書けず、排泄すらままならない重い後遺症のなかで、友人と交流し、映画を観、アルチュセール、スピノザ、ベンヤミンなどに寄り添いながら思想をつむぎだすさまを、みずから描き分析した手記。 「恐ろしい冒険が稠密な文体に昇華されて生まれた果実」(A. ネグリ)。
- 出版社
- 航思社
- 発売日
- 2018-04-25
- ページ数
- 200ページ
- ISBN
- 9784906738342
