物の怪との対話 = Dialogue with mononoke : 物の理とデザインとのあいだ
人は物を創るが、その物によって人は創られる。 わたしの対話の相手、物の怪とは……実はあなた自身であるかもしれません。 もし、そうであるなら、あなたは既にわたしとの思想的な共犯者なのだ。 1 物の概念はどのように生まれたか 1歌を忘れたカナリヤ 2物へのまなざしと歴史に現れる産業という言葉 3物事の中に潜む物の怪 4古代人がもっていた生きた自然観 5科学信仰と自然信仰 2 音声と言語との間 1先言語時代 2身振りと発声、そしてリズム 3言葉の視覚化と文字文化 4仮名序にみる歌の生い立ちと紀貫之の苦悩 5自然の中のジャムセッション、音楽との出会い 3 物創りと五感 1物事の認識と主役を演じてきた視覚 2潜在能力の高い聴覚 3生に関わる嗅覚と味覚 4遠のく肌感覚としての触覚 4 物創りへの視座 1ホモ・ハビリスは物創りをどう学んだのか 2自然はデザインとしての意図をもっているか…… 3等身大の世界と等身大外の世界 5 直線、この抽象的なもの、そして曲線と円 1直線はどのように発見されたのか 2円いものの認識 3コロの発明と転がる物の中心点 4華麗なる円舞曲、レシプロエンジン 6 人は何故描くのか…… 1描くこと、そのまえに 2動物たちは図面を描かない 3描くことと書くことの意味 7 遠近法が絵画をつまらないものにした 1生物学的な必然としての遠近法 2祈りの中から生まれた遠近感覚とマンガ 8 日本的な美しさの概念とはどのようなものか 1捉えどころのない美しさ 2曖昧な美しいものと汚いものの概念 3侘びと寂び、そして幽玄 4食の美学 5美しさは時が創る 9 科学のヘジテーション 1東洋哲学への接近 2小さなものが世界を変える 3進化の過程で脳の発達にみるもの 4頭脳と身体の問題 5数学への不遜な疑念 6科学の中に閉じ込められた矛盾 7異次元と客観性 8視点“✕”から観た宇宙 9物理時間と生理時間 10 量産社会のルーツ 1ダーウィンが資本主義と量産社会にもたらしたもの 2専門家の内向性と思い込み 3量産とは何か、生物学的見地から 4反比例する企業コストと社会コスト 5物創りとエントロピー 11 未来へ向けての奇妙なマーチ 1進化論とホロンとデザインと…… 2変身願望とアンドロイド、“物化”する人間と“人化”する物 3現代はほんとうに情報時代だろうか 4物創りにおける“偽りの正当性” 5物の理とデザインとのあいだ 6ホール・アース・サミット
- 出版社
- リフレ出版
- 発売日
- 2025-12-01
- ISBN
- 9784866419107
