
モラル・エコノミー
サミュエル・ボウルズ, 本文植村博恭, 翻訳磯谷明徳, 翻訳遠山弘徳, 2
モラルを活用せよ── 主流派経済学への挑戦 人間はたんなる利己的存在ではない。古今の思想や数々の実験結果を総合し、「善き市民」をはぐくむ社会の実現を探究した、経済学の壮大な試み。解説 亀田達也 === 経済学は人間を単なる利己的な存在と捉えがちだが、果たしてそれは正しいのだろうか。米国を代表するリベラル派経済学者のボウルズは、アリストテレスに始まる古今の社会思想や、実験経済学・行動科学から得られた興味深い数々の知見をもとに、そうした人間観に疑問を呈する。人間の利己心を前提に組み立てられたインセンティブは、社会を繁栄させるどころか逆の効果を生むことさえある。「あるがままの人間」を精緻に解明したうえで、「善き市民」としての人間の性質を補完するような制度・立法への道を探究した本書は、現代の経済学・社会科学を総合した一大到達点を示している。
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2024-09-12
- ページ数
- 432ページ
- ISBN
- 9784480512598
