
無国家解決 一ユダヤ人のマニフェスト
二国家解決は潰えた、一国家解決も望み薄…… パレスチナはどうなっていくのか? 独創的なユダヤ文化研究家が、この膠着状態に新たな視座を与える、画期的マニフェスト。 長年にわたってユダヤ文化を研究してきた著者が、「ユダヤ人とは何か」という問いに関する相互に排他的な二項対立、〈宗教〉と〈国民〉の矛盾点を明らかにし、ユダヤ人のアイデンティティ問題に対する解決策(=ディアスポラ民族)を提唱する。 「ユダヤの民族意識」の新たな理解に向けた、画期的マニフェスト。 「イスラエルとパレスチナをめぐっては、いままさに「国家」そのものが争点となりつつある。だからこそ、幅広い学識に裏打ちされた反シオニストのユダヤ知識人による説得力あるイスラエル批判、とりわけ「無国家解決」という根底的な提起を日本の読者にあらためて紹介することに大きな意義があると私たちは考えた。そのことはまた、近年、シオニズムの言説のみならず一部の欧米諸国の政策にも反映されつつある、イスラエル批判を反ユダヤ主義と同一視する有害な風潮に抗うことにもつながるはずである。」--本書「解説」より 【主な目次】 まえがき 序章 新たなユダヤ人問題 第1章 もっともらしい物語──ディアスポラはいかにして生まれたか 第2章 悪しき信仰──ユダヤ人はなぜ宗教ではないのか 第3章 悪しき血──ユダヤ人はなぜ人種ではないのか 第4章 ジュダイチュード/ネグリチュード 第5章 イスラエルなきシオニズム 第6章 ディアスポラ民族(ネ イション) 第7章 ユダヤランドの子守唄 第8章 私は何を考えていたのか 謝辞 解説 原注/参考文献/索引
- 出版社
- 作品社
- 発売日
- 2026-08-13
- ページ数
- 312ページ
- ISBN
- 9784867931622
