
紫式部日記
おのが内部〈暗闇〉をもつ紫女の言説を、 犀利に読み解く。 NHKラジオ講師として好評を博した著者の、 重厚な挑み。 明晰な視座によって紡がれる 珠玉の日記作品 宮廷女房としての自己の現実を起点として、 その日常を見据えようとするとき、 〈憂き世〉という、心の底にこびりつく思念に傾斜するほかはない。 いかに克明に、どのようにつぶさに、 眼前の事実を措き定めようとしても、 内部へのいざないの声が、またしても執拗に書き手を、 包み込むのだった。
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2007-04-01
- ページ数
- 236ページ
- ISBN
- 9784305704207
