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ミュージアム評価の再設計

ミュージアム評価の再設計

佐々木亨

評価するとはどういうことか? 成果を得るとはどういう意味か? 博物館に求められる価値、役割の多様化が進むなか、 1.政策・設置者の視点 2.マネジメントの視点 3.受益者の視点 から 非営利の常設機関としての、公的財源と社会的な利益との結びつきを「見える化」する。 ミュージアムは「臨床の知」を提供する。 感覚や感情に満ちあふれた世界ーー博物館で来館者が受け取るものは、まさに「体験」である。この世界を取り除いた客観的価値は、どれほど有用に見えても、それだけでは博物館を評価できない。 では、博物館のどのような役割での評価を測り、定め、活用していくのか。 博物館の価値ーー結局は社会にとってどのような意義があるのかを、納税者や地域住民に「見える化」して差し出すための議論と提言。 第1章 日本における博物館評価の研究・実践の歴史と現在地(佐々木 亨) 1. 博物館評価史(1957〜1999) 2. 展示評価に関する江戸東京博物館での実践と滋賀県立琵琶湖博物館におけるシンポジウム&ワークショップ開催 3. 2000年以降の10年間における法令整備と博物館評価に関する調査報告書 4. 東京都江戸東京博物館の設置者評価で用いられた「事務事業評価」の現状と課題 5. 「事務事業評価」における課題克服に向けた試み 6. 博物館における事業評価の現在地 第2章 事業のマネジメント・サイクルと評価(林 勇貴) 1. 事業体系図の策定と事前評価(Plan) 2. 事業の実施過程における評価(Do) 3. 事業の事後評価(Check) 4. 事業の改善(Act) 第3章 ロジックモデルを活用したミュージアムの評価(源 由理子・佐々木 亨) 1. 評価学におけるロジックモデルの位置づけ 2. 滋賀県立琵琶湖博物館の展示リニューアルにおけるロジックモデルの活用:評価設計、評価結果、その解釈と活用 3. ロジックモデルのさらなる活用に向けて:創発的マネジメントの道具として 第4章 仮想評価法によるミュージアムの評価(林 勇貴) 1. ミュージアムを取り巻く現状と課題 2. ミュージアムの準公共財としての特性 3. 外部便益の評価 4. ミュージアムを対象とした便益の計測 5. 結論:CVMによるミュージアム評価の意義と課題 第5章 ミュージアムの財政と評価(後藤 和子) 1. なぜミュージアム評価に財政の視点が必要なのか 2. 日本の博物館の現状を概観する 3. ミュージアム財政に関する経済理論 4. ミュージアムの収入と支出 5. ミュージアムの税制 6. ミュージアム評価における財政の重要性 第6章 ミュージアム現場における調査報告書の活用と課題 1. 佐久間大輔「博物館が存在する価値を量る」(抄) 2. ディスカッション:「調査報告書」はどのように受け止められたのか、評価結果やデータはどういう役割を担っているのか 3. ディスカッション終了後における各発言者からのコメント

出版社
水曜社
発売日
2026-07-23
ISBN
9784880656052

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