
中江兆民 翻訳の思想
自由な精神による翻訳が創造した、近代日本の民主主義明治の言論界にあって〈東洋のルソー〉と称された中江兆民。その鋭い筆鋒と衰えぬ批判精神は、ルソーとの時空を越えた対話によって形づくられた。本書は、ルソー『社会契約論』と、兆民によるその翻訳書、特に彼の主著ともいわれる『民約訳解』とを詳細に比較検討した成果である。未知の統治制度=民主主義に向き合った兆民の思想的格闘を活写し、彼が手探りで制度の本質を理解していったことを明らかにする。本書は、日本図書館協会選定図書です。
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2009-11-01
- ページ数
- 274ページ
- ISBN
- 9784766416909
