日本海草図譜
海中に生育する種子植物を海草(うみくさ)という。本書では,日本の沿岸に分布する5科10属30種を収録した。海草については,これまでの「水草図鑑」では淡水性・汽水性の種類のみが扱われ,「海藻図鑑」では付録的に扱われるだけであった。しかし最近になって,アマモなどの生育地が沿岸魚類の主要な産卵場所であることが解明され,沿岸漁業にとっての海草のもつ意味が重要視されるようになってきた。また沖縄において,海岸の埋め立てによってジュゴンの主要な生育環境である海草群落が破壊されつつあることが明らかとなり,環境上の重要性も認識されてきている。本書は,今,注目をあびつつある日本産の海草全種を収録した専門図鑑であり,以下の特徴をもっている。①スキャノグラフィ法により生時の色を再現。②原則,1種を実物大写真と,生態・部分拡大,および解剖写真の見開き2頁で紹介。④解説は,形態と栄養体による検索表を付し,分類や形態的知見を中心に,生態・分布に言及。
- 出版社
- 北海道大学出版会
- 発売日
- 2007-03-19
- ページ数
- 128ページ
- ISBN
- 9784832981751

![日本海草図譜[改訂版]](https://cover.openbd.jp/9784832914094.jpg)