
日本語構文の意味と類推拡張
どこか変だなと感じる文でも 意味がわかってしまうのはなぜか? 繰り返し使われる文のパターンから浮かぶ「類型的意味」。その「類型的意味」にあてはまるように、ちょっと変な文に意味を補ってみたり、臨時的に語の意味をずらしてみたり。こんな理解のメカニズムは、変な文だからといって切り捨てるのではなく、考察の中心に置いてはじめて明らかになる。 【本書は、語用論研究そのものを行ったのではなく、語用論の分野の問題として文法論研究からは切り離されてきた言語現象について、語用論の成果を参照しながら、日本語文法論の立場で説明を試みたということになる。 こうした考察により、人間が行うコミュニケーション上現れる様々な文の意味がどのように生まれ、意味理解され、柔軟に運用されるのか、人間がどのように少ない言語知識を用いて無限とも言える豊かな意味を創造しコミュニケーションを行っているのかという問題の解明に、日本語文法論の立場からも寄与するものがあるのではないかと考える。】……終章より
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2011-11-11
- ページ数
- 240ページ
- ISBN
- 9784305705631
