
日本の人形芝居をとらえなおす―伝統的人形操りへの多様な視点
細田明宏, 後藤静夫, 中野ふくね, 山田和人, ゴロウィナクセーニヤ, 大江朋子
文楽を中心に、近代の人形芝居と人形操りについて、国を越えた多角的アプローチで迫る論集。 第一部「演技と表現」、第二部「媒体と場」、第三部「創作と伝承」、第四部「伝統と近代」の四部構成。 三人遣い、乙女文楽、八王子車人形と現代人形劇、日本とドイツの人形劇との関わりなど、伝統的人形操りについて多様に論じられる一冊。 はじめに (細田明宏) 第一部 演技と表現 第一章 現行文楽における人形遣いの演技と表現(後藤静夫) 第二章 文楽人形うしろぶり考 女方人形の愁嘆表現にみる動作の特異性(中野ふくね) 第三章 からくりと能(三) 竹田からくり「武功乱曲扇」を中心に(山田和人) 第二部 媒体と場 第四章 乙女文楽人形のマテリアリティと人形遣い・人形の関係性 稽古の様子から人形の「不具合」まで(ゴロウィナ・クセーニヤ) 第五章 現行文楽における人形首の選定(首割り)と変更(後藤静夫) 第六章 観客にとって、文楽人形の顔はどれほど人間に近いか 心理学的アプローチから考える (大江朋子、細田明宏:共著) 第七章 道頓堀の人形浄瑠璃興行に関する覚え書き 竹本座と金毘羅大芝居のことなど(久堀裕朗) (コラム)三人遣いと民主主義 「ブンラク」の国際的展開(山口遥子) 第三部 創作と伝承 第八章 八王子車人形と現代人形劇による『シャンクス・メア』-日米の人形芝居アーティストによる文化を超えた創作と上演 (クラウディア・オレンスティン、:翻訳、細田明宏) 第九章 近代日本における民俗的(ヴァナキュラー)な人形芝居の出現と展開ー「人形的身体」から考える(薗田郁) 第十章 大学教育における文楽人形劇 少子化の荒波の中で(片山剛) 第四部 伝統と近代 第十一章 西川伊三郎の代々(澤井万七美) 第十二章 日本の「人形劇」誕生前夜ードイツの芸術的人形劇との関わりを中心に (山口遥子) 第十三章 近代の東京における「女人形遣い」-女性による人形浄瑠璃の興行(細田明宏)
- 出版社
- 琥珀書房
- 発売日
- 2026-07-03
- ページ数
- 336ページ
- ISBN
- 9784911589335
