
日本のシカ
爆発的に増加したシカ——増えすぎたシカを科学的に管理するために重要な生態学的情報について詳細に解説し,北海道,丹沢,屋久島などで実践されている順応的管理,ワイルドライフレンジャーによる捕獲,世界自然遺産地域における管理など,さまざまな取り組みを紹介する.【編者からのメッセージ】 ニホンジカは最近のわずか30年の間に急激に分布拡大と生息数の激増が生じており,自然生態系や社会経済に強い影響を与えています.しかし,ニホンジカやニホンジカによる影響の管理について,成功した事例はほとんどありません.本書では,爆発的に増加したシカを科学的に管理するために重要な生態学的情報について詳説し、北海道などで実践されている順応的管理,丹沢でのワイルドライフレンジャーによる捕獲、知床・屋久島など世界自然遺産地域における管理など,さまざまな先進的な取り組みを紹介し,今後の管理のあり方について論じています. 本書は,それぞれのテーマについて現在精力的に研究を実践している若手研究者を中心に執筆をお願いしました.その結果,現在ニホンジカがもたらしている影響とその管理を俯瞰できる内容となりました.研究者,行政担当者、実際の管理業務を担っている事業者や自然保護団体など,幅広い方に読んでいただきたいと考えています.(梶 光一・飯島勇人)
- 出版社
- 東京大学出版会
- 発売日
- 2017-08-23
- ページ数
- 272ページ
- ISBN
- 9784130602341
