肉体の悪魔 失われた男田村泰次郎一九四〇年から敗戦までの、一兵卒としての中国従軍体験は、皇軍、聖戦という理念の虚妄を教え、兵士たちの犯す様々な罪業、あらゆる惨苦を嘗める現地の人々の姿を透徹した眼差しでとらえることを強いた。人間の持つ深い闇に錘鉛を下ろす戦争文学の数々は厭戦的であり、また戦後の一時代を画した肉体文学は、敗戦後の混乱する社会をも戦場の延長とみなすことで誕生する。田村泰次郎の戦争をめぐる名作を精選。出版社講談社発売日2006-08-01ページ数319ページISBN9784061984516読みたい読書中読んだ詳細はこちらからAmazonで見るシェアする