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認知症の人の葛藤に学ぶ

認知症の人の葛藤に学ぶ

繁田雅弘

長年、認知症の研究に従事してきた著者が、難しいといわれる「認知症の精神療法」について、その意義、留意点、実践方法を語る。精神療法を用いた、著者と認知症の人・家族の対話は22例を収載。それぞれの認知症の人・家族が抱く想い・葛藤と、その人たちを支え、本人らしくあってほしいと願う著者の想いが満ちており、心を揺さぶられる。認知症の人にかかわる全ての人にお勧めの1冊。 はじめに 序章  一  聴くことの意義 二  心情への寄り添い 三  認知症の人への支持的精神療法 四  非薬物療法としての支持的精神療法 五  認知症医療とケアの最終目標 第一章 認知症の人における精神療法の留意点 一 支持的精神療法の意義 二  受診への抵抗 三  初対面から初期診療へ 四  病感・病識を把握しながら 五  認知症の人が望む告知とは 六  告知から治療導入へ 七  再診の留意点 八  認知症の行動・心理症状(BPSD)とみなす前に 九  認知症の人の精神的苦痛 十  傾聴はニーズへの応答である 十一 あらためて共感とは 十二 高度の認知症の人との対話 十三 それぞれの認知症における心理的支援 第二章 対話例からみた精神療法の実践 一  症例 二  対話の継続をめぐって 第三章 精神疾患を対象とした精神療法の知見を参考に 一  認知症に試みられている精神療法とは 二 精神療法の共通要因 三  折衷的アプローチ 四  治療効果に寄与する共通要因 五  認知超にも有効な支援的要素 六  自身の変化への気づき 七  「自然回復」を促す要因 第四章 認知症基本法から医師決定支援へ 一  認知症基本法と基本計画  二  共生社会とは 三  人権に基づいたアプローチ 四  認知症観の変化が医療にもたらす影響 五  根拠に基づく医療(EBM) 六  共同意思決定(SDM)とは 七 SDMによる患者主体の医療 八  SDMと倫理原則 九 SDMを難しくする要因 十  意思決定の四類型  十一 意思決定支援のためのガイドライン 第五章 意思決定場面における対話 一  認知症治療薬の内服・点滴をめぐって 二 抗Aβ抗体治療薬の情報提供と意思決定支援 三  抗精神病薬の処方と説明 四  運転免許にかかわる心理的抵抗 五 子との同居 六  認知症医療とケア現場は意思決定の連続である 七 施設入所における自己決定と日本的幸福観 第六章 死と孤独 一 希死念慮(自殺念慮) 二 孤立と孤独・孤独感 三 高齢者における死の意味づけについて 第七章 家族 一 いのちの授業で教えられた家族の本来 結語にかえてー認知症の受容をめぐってー 一  サクセスフル・エイジング あとがきー認知症からの解放ー 〈付録〉 認知症対策

出版社
中山書店
発売日
2026-04-01
ISBN
9784521751702

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