
農業食料貿易構造とフードインセキュリティ
本書は食生活とそれをめぐる農業食料国際分業の構造動態を主対象に、ポスト新自由主義的な体制ないし編成の予兆の有無と(あるとすれば)その方向性を検討し、それがフード(イン)セキュリティの側面から日本の食料農業政策に要請する課題を摘出することを目的としている。 第1章 本書の目的と構成 第2章 分析方法 1 フードレジーム(FR)分析と段階・局面規定 2 食生活の政治経済学およびFR分析との結合 第3章 食生活とその階級性の動向:米日中越 1 供給熱量構成からみた食生活の動向と対外依存性 2 階級的食生活の動向 (1)アメリカ (2)ベトナム (3)日本 第4章 農業食料貿易構造の21世紀動態:米中日 1 アメリカ 2 中国 3 日本 第5章 新自由主義グローバリゼーションとアメリカ覇権の「終焉」 第6章 新自由主義的フードレジームの変容「予兆」の有無 1 農業食料貿易のブロック間フロー分析 2 農業食料貿易の個別国フロー分析:米中日 第7章 構造変容期における農業食料リスク 1 「世界農業」化と各国的フードセキュリティの脆弱化 2 個人レベルのフードインセキュリティ深刻化 3 基礎食料世界市場の「国家介入市場」化によるリスク (1)中国の基礎食料輸入における国有企業の重大化 (2)アメリカなどのアグロフュエル政策の発動と膨脹 第8章 新自由主義的なDR・FR転換の「予兆」は見られたか 1 DR・FR転換の「予兆」とフード(イン)セキュリティ 2 日本の食料農業政策転換の課題 引用文献 あとがき
- 出版社
- 筑波書房
- 発売日
- 2026-01-07
- ページ数
- 144ページ
- ISBN
- 9784811907093
