
盗まれた廃墟
知の巨人ポール・ド・マンを脱構築する! 旧大陸ヨーロッパにおいて政治的に挫折した自身の過去 を清算し、新大陸アメリカにて新たな自分自身を再創造 しようとしたド・マン。 盗む者がいれば、盗み返す者も枚挙にいとまがなかった時代。 まさにそうしたメカニズムが世界を稼働させ、 パラノイドと反知性主義が蔓延する時代に、 ド・マンはどのようなアメリカの夢を見たのか、 そしていかにして独自の脱構築戦略を練り上げたのか? 「ウォーターゲート事件」から「ソーカル事件」へおよぶ射程で、 ド・マンを中心にアウエルバッハ、パリッシュからニクソン、 ポー、ホフスタッター、アーレント、メアリ・マッカーシー、 バーバラ・ジョンソン、オスカー・ワイルド、 マージョリー・ガーバー、そして水村美苗におよぶ テクストが縦横無尽に読み解かれる。 アメリカ文学思想史最大の謎にアメリカ研究の第一人者が挑み、 学者批評家ポール・ド・マン自身を「脱構築」する、 エキサイティングな論考! ※ 著者、三年振りの単著! 特に第三部は、書き下ろし 130 枚! 『メタフィクションの謀略』(筑摩書房、 1993 年)、 『メタファーはなぜ殺される』(松柏社、 2000 年)に続く 批評理論研究の新たなる展開!
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2016-05-23
- ページ数
- 222ページ
- ISBN
- 9784779170614
