
小川
ロケット弾や銃弾が横切る空の下、 私は生まれた。母の続きの人生を 生きるために—— ベトナム戦争後の混乱の中、まだ幼い子どもだった「私」は 家族とともにボートピープルになった。 辿り着いたのは純白の大地カナダ。 国を捨て、言葉を失い手に入れたのは、 ベトナム系カナダ人としての新しい生。 それでも、ベトナムの歴史、家族の絆は 目に見えない流れとなって私につながっていく…… 現在と過去、ベトナムとカナダを行き来して語られる自伝的小説。 2010年カナダ総督文学賞(フランス語フィクション部門)受賞。 世界17カ国で刊行予定(2012年7月現在)。 ru(ル) とはフランス語で「小川」の意。 比喩的に「(涙、血、金銭などの)流れ」も意味する。 また、ベトナム語では「子守歌」「揺籃」。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2012-09-21
- ページ数
- 148ページ
- ISBN
- 9784779118227
