
岡本眸の百句
◆百句シリーズに岡本眸が登場! 自愛の心 岡本眸は「俳句は日記」を信条とし、平凡な日常に詩を見出しつつ、人生の哀歓を詠み継いできた作家である。 眸は俳句を大上段に語るのを嫌った。後に「朝」創刊五周年の記念吟行会で、「私は俳句を先立てて歩くことを好みません。自分の日常の歩みの少し後ろあたりに俳句がある、そういう俳句と人間、俳句と人生の関わり方を自分の道として選んでおります」と述べている。 眸は「俳句は愛、俳句は自愛」という。「俳句は愛」という理念は風生から引き継いだものであるが、「俳句は自愛」については、夫を亡くした喪失感の中から至った思いであった。 「自愛」とは、自らその身を大切にすることであり、さらに自分を取り巻くモノ(自然を含めて)を大切に思うことである。そういう観点で見ると、眸の句は殆どが自愛の句と言える。 眸俳句に一貫して流れているのは「自愛の心」である。 (解説より)
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2026-04-01
- ページ数
- 224ページ
- ISBN
- 9784781418056
