
奥琵琶湖「観音の里」の歴史
なぜ湖北地方(滋賀県北東部)には 優れた観音像が多く残っているのか 「観音の里」はどのように形成されたのか、 渡来人による大陸の先進文化、古代氏族による在来信仰、 式内社と古墳に対する信仰、 伊吹山・己高山を中心とした仏教文化や山岳信仰、中世以降の仏像の奉祀、 そして現在も湖北に残る、春を告げる行事「オコナイ」等から検討し、 湖北の精神風土の特質を探る。 ◉湖北地方(旧伊香郡・浅井郡・坂田郡)には、 長浜市高月町向源寺(渡岸寺観音堂)の十一面観音立像【国宝】や 木之本町石道寺の十一面観音立像【重要文化財】をはじめ、 平安時代初期以降の多くの優美な観音像が祀られている。 とくに高月町は「観音の里」と呼ばれ、白洲正子の随筆や 井上靖の小説『星と祭』で広く知られている。
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2016-09-26
- ページ数
- 125ページ
- ISBN
- 9784779122576
