大江戸怪談事情 : 『耳嚢』の怪異をひもとく
怪異は山深い村里ではなく、大都市江戸で起こったー。江戸時代後期の町奉行・根岸鎮衛が記した怪談奇談集『耳囊』に収められた恐怖の風景を読み解き、仏教説話との関係、出産や性愛をめぐる奇談、日常に紛れ込む実話怪談などから、怪異と隣り合わせに暮らす人びとの精神世界を浮き彫りにする。後世の怪談文芸や都市伝説への影響も解き明かす。 見えない世界と江戸時代人ープロローグ 仏教から怪談へ 幽霊とは何か 高僧の幽霊済度 二人妻の争い 産育と性愛の闇 怖いこども 出産と性愛をめぐる異聞 恐怖体験を語る 死者との遭遇 怪異の起きる家 怪異は場所を選ぶ 日常に紛れ込む怪異 身辺の妖気 妖魔の仕事 動物奇談の種々相 怪異を克服する人々 道理と知恵 人は怖い 怪異克服の果てに 『耳囊』とは何かーエピローグ あとがき 参考文献
- 出版社
- 吉川弘文館
- 発売日
- 2026-01-01
- ISBN
- 9784642306270
