
おたがいさまのまち ふくしま
かぶさきりょうこ, 中川たかこ, チームふくしまはんだしんじ
2011年東日本大震災の中で故吉成洋拍(よしなり ひろはく)さんが実際に経験した「豚汁とおばあちゃんのエピソード」を中心に、小学生くらいの子どもたちにわかりやすく絵本で語ります。 東日本大震災の直後、福島県に住む吉成さんは炊き出しを行います。 そのときに、「わたしは家も流されて何もなくなってしまった。豚汁くらい、大盛りにしてくれ」と言ったおばあさんがいました。 それを聞いて「1人だけ大盛りにはできない」と困った吉成さんは、炊き出しの列に向かって「おばあちゃん、家が流されちゃったんだって!豚汁大盛りにしてあげてもいい?」と聞きます。 すると、誰もが「いいよー!」と大きな返事をしてくれたのです。 それをきっかけに、吉成さんはお互い様とはどういうことか、誰かに親切にしたり、されたりすることはどういうことかを考えるようになりました。 そこで生まれたのが本書で紹介される「おたがいさまチケット」です。 SNSの発達で、人と人との関係が希薄になっていると言われている現代で、お互い様ってどういうことだろう? と、話し合えるきっかけ作りにもなる絵本です。
- 出版社
- 空とぶロバ出版
- 発売日
- 2026-05-20
- ページ数
- 40ページ
- ISBN
- 9784911271322
