
汪兆銘と胡耀邦
中国の近現代史で民主化と日本との関わりを考えるうえで もっとも重要な二人の人物の評伝。 二人の悲劇をたどることで、なぜ中国が長年にわたって 民主化を求めながらも、今日に至るまでそれを実現し得て いないのか、その構造的要因についても検討する。 汪兆銘 1930年代前半までは、 国民党政府の独裁者・蒋介石の 最大のライバルとして、民主化を強く求めてきた政治指導者。 日本軍に協力したために戦後中国では売国奴とされる。 胡耀邦 その死が天安門事件という悲劇を招くに至った政治指導者。 1980年代に共産党政府のナンバー2の立場から、 民主化を志向する政治改革を成し遂げようとしながらも 失脚させられた。 15歳からの「伝記で知るアジアの近現代史」シリーズ… 欧米中心の偉人伝とは一線を画す、アジアの伝記シリーズ。 その国の歴史でヒーローとして扱われる抗日派だけではなく、 「親日」とみなされてきた人々も積極的に取り上げる。 日本にあこがれ、日本を目指したがために、「現実の日本」と 直接向き合い、格闘せざるを得なかった彼らの目線をとおして、 大人も知らなかった日本の近現代を逆照射する。 日本とアジア、そして世界の歴史が変化していく中で、 彼らはどのように翻弄され、どのような迷いや悩みを抱いたのか―― 目的をとげ成功をおさめた偉人ばかりでなく、 挫折し、失意のうちに生涯を終えた人びとの生き様を 中高生に伝える。大人まで!
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2019-10-03
- ページ数
- 256ページ
- ISBN
- 9784779117336
