
王朝和歌の想像力 古今集と源氏物語
歌や物語をつくりだす想像力という働きを追う書。 本書は、和歌の表現の〈型〉を析出し、その形成過程を『万葉集』から『古今集』へ、さらに王朝和歌へとつづく和歌史の中で跡づける。その共通の〈型〉から個々の歌のかたちが出来上がっていく創造の仕組みはどのようなものであるか。 また、特有の〈型〉をもつ言語である歌が、物語の中でどのように機能し何をもたらすのか、そして物語が歌に何を与えているのか考察する。 【本書は、Ⅰ「古今和歌集と和歌史」、Ⅱ「源氏物語と和歌」という二つの柱をもつ論文集であり、収録した論文は、次の三つの問題意識を念頭において、個々の作品を読み解いたものである。第一は、和歌の表現の〈型〉を析出し、その形成過程を『万葉集』から『古今集』へ、さらに王朝和歌へとつづく和歌史の中で跡づけること。第二は、その共通の〈型〉から個々の歌のかたちが出来上がっていく、創造の仕組みを追求すること。第三は、特有の〈型〉をもつ言語である歌が、物語の中でどのように機能し何をもたらすのか、また物語が歌に何を与えているのか考察すること。これらに通底するのは、歌や物語をつくりだす想像力の働きをよりよく理解したいという願いであることから、本書のタイトルは『王朝和歌の想像力―古今集と源氏物語―』とした。......序章より】
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2012-10-17
- ページ数
- 486ページ
- ISBN
- 9784305706751
