
パウロの神秘論
二度にわたる大戦や今も続く紛争,大量難民の発生など,現代のわれわれがその只中にあってもつ危機意識は,パウロが直面した当時の彼の「今」の終末論的危機意識とも重なる.パウロはその危機に対し,イエス・キリストを通じて開示された神の愛のプラン,すなわちパウロにとっての「神秘」を生きることによって闘った.時代の閉塞と危機を突破しうる鍵としてのその「神秘」は一体どのような内実と性格をもつのか.他者との相生の地平を創造するパウロ神秘論の核心をひらく.
- 出版社
- 東京大学出版会
- 発売日
- 2019-12-24
- ページ数
- 480ページ
- ISBN
- 9784130104142
