ぴっぱぴっぱのふしぎなくに
どこからか、歌声が聞こえてきます。『きらきら くるくる しゅっしゅっ……』 ここは、丘の上のレストラン。聞こえてくる楽しそうな歌声はいったい誰が歌っているのでしょう。歌の主は、この中に隠れているたくさんの小さな妖精“ぴっぱぴっぱ”。不思議な道具を使って身の回りの美しい色を集めようと、ぞろぞろぞろご出発。朝から晩まで、身の回りのあちらこちらに溢れるたくさんの色を探して集める小さな妖精”ぴっぱぴっぱ”。いっぱい集めた色を持ってレストランの秘密の階段を下り、小さな扉を開けると、そこにはいったい何があるのでしょう?「おうさまのたからもの」「わたしうみにいったのよ」の作者・糟谷奈美の最新作は、幼い頃父親にもらったプリズムが投影した、光の多彩な色に魅せられた鮮明な記憶を、自身の繊細な計算に裏打ちされながらも大胆な構図と、精緻で自由な筆致をもって表現した、色彩豊かなファンタジー。誰も知らない、気がつかない、秘密の扉の向こうにある不思議な世界。そんな、「見えないけれどある」ものを想像する楽しさ、見えなくても、まだ見たことがなくても、「きっとある。きっといる」と信じられるような美しい色と光が瞬くような夢の世界が、子どもたちの想像・創造する力、内面の世界を広げ深めます。もしかすると、子どもたちが暮らすそのすぐ傍にも、ふしぎな妖精”ぴっぱぴっぱ”の小さな世界はあるかもしれない……、ふとそんな想いに子どもたちを誘うものがたり。一日の終わり就寝前のひと時にぜひ、お子さまとこっそり、楽しんでいただきたい絵本です。
- 出版社
- 至光社
- 発売日
- 2023-09-12
- ページ数
- 24ページ
- ISBN
- 9784783403333
