
プルーストの黙示録
プルーストは「大災厄」をいかに描いたか? ▼「戦争文学」としての『失われた時を求めて』 ▼第一次世界大戦中、銃後にとどまったマルセル・プルーストは、新聞七紙を購読しながら、ライフワークの執筆をつづけていた。 終息の見えない戦況を目の当たりにした作家は、愛国的なプロパガンダに従事するのでもなく、反戦活動をおこなうのでもなく、長大な小説の終盤に、進行中の「戦争」を取り込むことを選択した。 そのときプルーストはどのような問題意識を抱え、どのようにして言論界への批評的介入を試みたのか? 同時代につくられた戦争の表象の総体をあらわす「戦争文化」という観点から、 『失われた時を求めて』を読みなおし、プルーストの政治的・社会的・美学的ポジションを再定義する意欲作。
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2015-03-21
- ページ数
- 308ページ
- ISBN
- 9784766422085
